【現役整備士】整備士目線で精査した求人サイトの選び方

【現役整備士】整備士目線で精査した求人サイトの選び方

近年、整備士求人の数は急増しており、そんな中から自分の希望に合うものを探すのはとても大変です。たしかに求人が多くあるのはそれだけ選択肢があるということなので良いのですが、選べなければ意味がありません。

そこで求人を選ぶのが大変だと思っている方が少しでも選びやすくなるようにおすすめ求人サイトと求人の選び方をご紹介していきます。

自分の希望の会社を考える上でのポイント
会社を考える時に何を考えればいいのか整理しやすいようにポイントをご紹介します。

仕事の内容

自分のキャリアプラン設計が大切で、そのプランに沿った会社選びが必要です。自分は何ができ、どんな整備士になりたいのかを決めることが大切です。どんな車でも扱えるオールマイティ整備士もいいですが、特定の分野に特化した方が需要があるといえます。

理由は、簡単な作業が出きる人は世の中にたくさんいるからです。例えば「難しい故障探究が出来る」「電装関係ならなんでも分かる」という方が簡単に見つかる人材ではないし、会社のタイプや求人の内容とマッチしていればこの上なくほしい逸材となるでしょう。

ただ、自分がどんなキャリアを積みたいんだろう?どんな仕事がしたいんだろう?と悩む人も少なくないと思います。そこで、自分の希望が整理しやすいように考えるべき項目別にご紹介していきますので、一緒に考えてみましょう。

車のタイプ

自分の取り扱いたい自動車のタイプで考えます。

国産乗用車

一番オーソドックスであり、仕事の絶対量は間違いなく一番あるでしょう。しかしその分精通する人もそれと比例して多くいるということです。
車としては車種もたくさんあるので興味がある整備士も圧倒的に多いです。

バイク

「二輪整備士」の資格もあり、乗用車とはまた違った技術知識が必要です。
バイクの整備をしている人はバイク好きやバイクを持っている人が多いです。

輸入車

比較的高級車が多いです。国産車と構造が違う部分も多々あるので、専門の知識があるととても有効です。

大型車

いわゆる公道を走る働く車のことで、平ボディのトラックからダンプカー、工場によってはトレーラーも扱うところもあります。乗用車にはない機構も多く、複雑で多岐にわたる知識が必要です。

建設車両

車両によって形も様々、エンジンの場所からして一定でなく、また車両部分以外の点検修理できなければならないため、かなり広範囲な知識が必要です。

作業内容

車検

点検、タイヤやオイル交換などの軽作業、足回りの分解作業が多く、重整備はあまりありません。
ルーティーン化しやすい作業です。
作業の正確さはもちろんですが、スピードも求められます。

故障修理

故障した症状を診て、その原因を究明し、必要に応じて洗浄、修理、部品交換などを行います。
異音、オイル漏れ、走行不良など症状は無限といってもいいほど様々で、知識、経験、判断能力、そしてお客様への分かりやすい説明力などが必要になります。

また、異音などの機械的なものとエンジンなどの電子制御系に分けることもでき、後者は昨今の自動車技術の進歩により更に制御の幅が広がり複雑化しています。その為、整備士としてはより高度な知識、技術、経験が必要になり今後需要も加速して高まっていくでしょう。

板金

自動車が衝突したりしてへこんだり歪んだりしたボディ、フレームなどを修正する、車体を修理する仕事です。
作業例では、ボディパネルを交換、塗装前のボディを平らにする、専用機材で歪みの補正があり、必要に応じて研磨や溶接などの加工をします。こういったように車体を修復する為に必要な技術を駆使し綺麗な車に仕上げます。この仕事は特に精密さが求められます。

ボディケア、コーティング

ボディの状態を整え、保護効果のあるコーティングを施工する専門の仕事です。
虫やウォータースポットなどさまざまな状況下でついたものを落とし、時にはボディを研磨して塗装面を整えます。

撥水、光沢感、耐久性などの効果の違うコーティングを施工していきます。コーティングの種類は店舗やラインナップで様々なものがあります。
この仕事は些細なミスがボディに悪影響を及ぼすこともあるので集中力や繊細さが必要です。

カスタム

ドレスアップやチューニングを行います。整備作業と重なる部分もありますが目的の方向性が違う為、また違ったスキルが必要な仕事です。

例えば、ヘッドライトレンズをデザインの違うものに変えて印象を変えてみたり、マフラーの交換やエンジンの設定を変えてパワーを上げるなどです。
豊富な社外部品やカスタマイズの知識、ときには金属加工の技術が必要です。

会社や店舗によってはこれらの内容を複合的に行っているところもあります。しかし、自分の一番やりたい仕事は何なのかは決めておいた方がいいでしょう。

給料

自分の持ってる資格、経験や能力の応じて面接時などに交渉しておくとよいでしょう。むしろ最初に交渉していないと金額がなあなあになったりする会社もありますし、入社後は言いにくい人も多いと思うので、せめて入社した時にはお金の話しはしておいた方がいいです。ただ、明らかに高い額を提示しても転職先が見つからなくなってしまうので自分の能力に応じた相場を知っておく必要もあります。

休暇

傾向としてはディーラーや中古車屋、パーツショップなど一般顧客がメインの会社では土日祝日は比較的仕事ですが、トラックや特殊車両など自社内工場、企業相手だと休みの会社が多いようです。ただ、他の業界と比べると整備士は休日に仕事という会社は圧倒的に多いです。

勤務地

基本的には自分の探している地域で探しますが、工業団地や自動車関連の企業、店舗が立ち並んでいる地区もあり、そういったところも把握すると、探しやすく、通勤などのイメージもしやすくなるでしょう。

福利厚生

手厚い福利厚生を期待するのであれば、まちの民間工場など小さな会社よりも大手企業のグループ会社などを選んだ方がいいでしょう。
例えば、ディーラーやバス運営会社、建機などの会社です。福利厚生以外にも給料や休暇も良い条件のところが多い傾向があります。

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